ぜんそくについて
「長引く咳」や「胸の苦しさ」
それは喘息のサイン
かもしれません
喘息(ぜんそく)とは、空気の通り道である気道が慢性的な炎症によって過敏になり、さまざまな刺激に対して狭くなってしまう病気の総称です。代表的な「気管支喘息」だけでなく、喘鳴(ゼーゼー・ヒューヒュー)を伴わずに咳だけが続く「咳喘息」なども含まれます。精密な検査や患者さんの状態を見極め適切な診療を行いますので、日進市蟹甲町の当院までお気軽にご相談ください。
TROUBLE
このような症状、お悩みはご相談ください
- 夜間や明け方に咳が出る
- 香水や煙草の煙で咳き込むことがある
- 階段の上り下りや運動時に息苦しくなる
- 季節の変わり目になると胸が苦しくなる
- 風邪を引いた後、咳が数週間止まらない
- 以前「喘息」と言われたことがあり、
改めて相談したい
当院のぜんそくの検査
肺機能検査
(スパイロメトリー)
肺から空気を出す量や速さを測定し、肺の年齢や気道の詰まり具合を調べます。喘息の状態を客観的に把握し、治療方針を決定するための大切な基本検査です。
ピークフローメーター
患者さんにご自宅で手軽に肺の状態を測定いただける検査器です。検査器に息を吹きこむことで、数値として客観的に捉えることができます。大きな発作を未然に防ぐことができます。
呼気一酸化窒素濃度測定
(呼気NO検査)
吐き出した息に含まれるNO濃度を測定し、気道の「アレルギー性炎症」の程度を数値化します。薬の効果判定に非常に大切な検査です。
特異的IgE抗体
ダニ、カビ、ペット、花粉など、どの物質に対してアレルギー反応が起きているかを調べます。原因(アレルゲン)を特定し回避することは治療の基本です。
当院の治療方法
吸入ステロイド薬
喘息治療の「主役」となるお薬です。気道の慢性的な炎症を直接抑え、発作を未然に防ぎます。微量を気道に直接届けるため、内服薬に比べて全身性の副作用が極めて少なく、継続しやすい治療です。毎日使い続けることで、炎症のない健やかな気道を維持します。
長時間作用型β2刺激薬
狭くなった気道を広げ、呼吸を楽にする効果が長時間持続するお薬です。近年は吸入ステロイド薬との合剤として使用されます。即効性ではなく、常に空気の通り道を確保しておくことで、夜間の咳や運動時の息苦しさを軽減し、生活の質を向上させます。
長時間作用型抗コリン薬
自律神経に働きかけて気管支の収縮を抑え、通り道を広げるお薬です。吸入ステロイドなどで十分に症状がコントロールできない場合に追加することで、さらなる呼吸機能の改善が期待できます。特にCOPD(慢性閉塞性肺疾患)を併発しているかたにも有効です。
ロイコトリエン受容体拮抗薬
アレルギー反応を引き起こす物質(ロイコトリエン)の働きを抑える内服薬です。気道の炎症を鎮めるとともに、鼻炎症状を合併しているかたにも効果的です。吸入薬の補助として使用することで、より安定したコントロールを目指すことができます。
テオフィリン徐放性剤
気管支を広げる作用を持つ内服薬です。成分がゆっくりと血液中に放出されるため、長時間にわたって効果が持続します。特に、夜間から明け方にかけての喘息症状(夜間発作)が気になるかたの治療において、ほかの薬剤と組み合わせて使用されます。
生物学的製剤
従来の吸入療法ではコントロールが困難な「難治性喘息」に対する注射薬です。アレルギー反応の元となる特定の物質をピンポイントで抑えます。日本内科学会認定内科医として、患者さんの重症度を見極め、適切な適応判断のもと治療をご提案いたします。
ぜんそくの種類
気管支喘息
気道の慢性的な炎症により、咳や喘鳴、息苦しさが生じる代表的な呼吸器疾患です。アレルギーが関与することが多く、吸入ステロイド薬を中心に炎症自体を鎮める治療を行うことで、発作のない生活を目指します。
こんな症状があります
- 夜中や明け方に「ゼーゼー」「ヒューヒュー」と音がして苦しい
- 季節の変わり目や、天気が悪い日に胸が締め付けられる感じがする
- ホコリっぽい場所やペットのいる家に行くと、急に息が苦しくなる
咳喘息
喘鳴や呼吸困難を伴わず、乾いた咳だけが続く疾患です。放置すると約3割が本格的な気管支喘息へ移行すると言われています。風邪薬や咳止めが効きにくいため、吸入ステロイドによる早期の専門的な治療が重要です。
こんな症状があります
- 風邪は治ったはずなのに、咳だけが3ヵ月以上続いている
- 会話中や、電話で話し始めるときにコンコンと咳き込んでしまう
- 香水の強い匂いや、タバコの煙を吸い込むと咳が止まらなくなる
運動誘発性喘息
運動中や運動直後に、激しい咳や息切れなどの喘息症状が現れる状態です。冷たく乾いた空気を吸い込むことが刺激となります。適切な予防薬を使用し、発作をコントロールすることで、安全にスポーツを楽しむことができます。
こんな症状があります
- 体育の授業や部活動で、走り始めるとすぐに息が切れて咳き込む
- 冬場の寒い時期に外を走ると、胸が痛くなったり苦しくなったりする
- 運動を終えて5分〜10分経った頃に、咳が激しく出始める
アスピリン喘息
解熱鎮痛薬(アスピリン等)の使用により、鼻詰まりを伴う激しい喘息発作が誘発される喘息です。成人喘息の約1割にみられ、市販の風邪薬や湿布でも発作が起きる可能性があるため、内服薬の選択には注意が必要です。
こんな症状があります
- 痛み止めや解熱剤を飲んでから、1時間以内に鼻が詰まり苦しくなった
- 湿布を貼った後に、息苦しさや激しい咳が出たことがある
- 以前から鼻ポリープ(鼻茸)や慢性副鼻腔炎を指摘されている